代表作は日本の公立の小学校を1年間追った長編『小学校〜それは小さな社会〜』と2025年の米アカデミー賞ドキュメンタリー短編部門のノミネーションを果たした短編『INSTRUMENTS OF A BEATING HEART』。
神戸生まれ。イギリス人の父と日本人の母を持つ。19歳で渡米しニューヨーク大学映画制作学部を卒業後、エディターとして携わった作品はHBO、PBS、CNNや世界中の映画祭で放送・上映された。 長編初監督作品『モンキービジネス:おさるのジョージ著者の大冒険』でクラウドファンディングで2000万円を集め、2017年ロサンゼルス映画祭でワールドプレミア。日本で2018年劇場公開。 長編2作品目の『甲子園:フィールド・オブ・ドリームス』では夏の甲子園100回大会を迎えた高校野球を社会の縮図として捉えた。2019年にアメリカ最高峰のドキュメンタリー映画祭DOC NYCでワールドプレミア。2020年米スポーツチャンネルESPNで放送、日本で劇場公開。
最新作『小学校〜それは小さな社会〜』は2023年の東京国際映画祭でワールドプレミア。業界を代表する海外セールス社Autlookによって販売され、テッサロニキ国際ドキュメンタリー映画祭でのインターナショナルプレミア上映後、ドイツ、アメリカ、韓国の映画祭などで賞を受賞し、20を超える国で上映・放送・配信・公開。2024年12月より開始された日本での公開は13館から100館近くに拡大し、大ヒットを記録。短編版『INSTRUMENTS OF A BEATING HEART』は日本人監督による日本題材の作品として初めて米アカデミー賞にノミネートされ、配信されたニューヨークタイムズのサイトでは歴代トップの再生回数を記録。
その他、『NHKスペシャル』『ETV特集』『ノーナレ』『BS1スペシャル』などNHKと多数の番組制作に関わる。2019年にはNHK大河ドラマ『いだてん』の紀行番組を1年間担当。 日本人の心を持ちながら外国人の視点が理解できる立場を活かし、人間の葛藤や成功の姿を親密な距離で捉えるドキュメンタリー制作を目指す。